DIAVIS-wiki
 情報を「さがす」情報探索行動は,探索者の要求の違いによりいくつかの種類に分けることができる.情報探索行動には,大別して,情報検索(well-known search)と, 探求探索((日本語で探求といった場合には,探しているものが明確な場合を指すイメージがある.例えば,古本の場合「探求書」といえば,具体的な書籍名や著者などについて知っているか,もしくは,見た瞬間にそれということが分かる書籍を指す.つまり,探索者にとって,正解が存在する種類の探索である.))(exploratory seeking)がある.前者が,探索者が,探している情報についてよく知っており,結果を提示された時に,自分が探していたものであるということが分かる場合の検索である.つまり,正解が存在する種類の探索を指す.
一方,後者は,探索者自身が探している情報そのものについては正確には知らずに行う探索行動である.探索行動の結果として「満足する情報を入手する」という明確な目標は存在するものの,入手する情報そのものについては,特定の正解が存在せず,要求を満たせば良いという意味において,検索要求が漠然としている.この種の探索には,探索行動に明確な終わりが存在しない,正解が存在しないといった特徴がある.((一般的に,「あいまい検索」という場合には,ある商品名の名前の記憶が定かではなく,なんとなくしか思い出せない場合に検査を行う場合や,本の表紙が青色だった,という記憶をもとに行われる記憶が曖昧な検索を指す.))
トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS