DIAVIS-wiki
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[[Information Landscape]]

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*情報視覚化とどう違うの? [#c8d7d50e]
情報視覚化をどうれくらい広い意味で捉えるかによりますが,広義に捉えると「インフォメーション・ランドスケープ」も情報視覚化の一部といえます.印刷媒体におけるダイアグラムも情報を視覚的に表現したものですので,その意味では「情報視覚化」といえます.
しかし,研究分野として考えると,「Scientific Visualization」に対する用語でありコンピュータを利用し,事務的な作業などの一般的なタスクを対象として,その作業を視覚的に行えるようにしたり,対象となるデータ構造などを視覚的に表現することで,作業の効率化を図るための視覚化となります.サイエンティフィック・ビジュアリゼーションは,科学的な実験結果などのデータが対象とした,主に,マッピングやグラフ化を用いた視覚化のことを指します.
 インフォメーション・ランドスケープと情報視覚化の違いは,
-情報不安の軽減を目的とした視覚化
-非タスク指向の視覚化インターフェイス

* [#ec20bd97]

*渡邊「眺める」 [#fa528d70]
 渡邊は環境的なコンピューティングの実現のための方法の1つとして「眺めるインターフェイス」を提案している.また,「眺める」ためには「持続」の保障が重要であるとして,「PersistentInterface」という方法を提案し,その試作として「Memorium」を提案している.渡邊の指摘は重要であり,こうした概念は,本論文で提案を行うインフォメーション・ランドスケープの概念と考え方が近い.眺めるインターフェイスでは,主に「環境」としてのインターフェイスや「注意の背景」として成立することに焦点が当てられているが,本論文では,必ずしも背景に溶け込む環境型を想定しているわけではなく,積極的な関与も想定している.本論文では,このような長期にわたる継続的な使用や、長時間にわたる情報提示を提案するとともに、そのための視覚化手法について検討することに焦点を当てている.

渡邊は,「眺める」インターフェイスの提案を行っている.「モノ」と「環境」の違いに着目し,インターフェイスを「見る」「使う」対象から「眺める」ものへと捉え設計することの重要性を指摘し,あり方の問題(「存在意義」という言葉を使っています)として提案しています.

**「眺める」インターフェイスの特徴 [#m17321d9]
-「眺める」というスタイル(必ずしも受動的を主張しているわけではない)
-「環境」としてのインターフェイス


-本論文でも,眺められるようにするための視覚化手法について述べている.
-必ずしも「眺める」利用だけを想定していない(否定形での定義はいただけない)

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