査読要項 目次
1.
初回投稿論文の受付
2.
論文担当委員および査読者の選定・依頼
3.
査読結果の決定
4.
査読結果の告知
5.
「条件付採録」再投稿論文の受付
6.
「条件付採録」再投稿論文査読の依頼
7.
「条件付採録」再投稿論文の査読結果の決定
8.
「条件付採録」再投稿論文の査読結果の告知
9.
論文の新規性に関する審議
査読基準に関する
FAQ
1. 初回投稿論文の受付
1.1 論文受付番号の発行
著者からの論文を受け付けると、論文委員長または副委員長はその内容を確認の上、内容に問題がなければ論文に受付番号を発行する。論文の受付番号は以下のルールに基づいて決定する。
1.2 論文受付番号の著者への告知
続いて論文委員長または副委員長は、受付番号を著者に告知する。 告知メールの文面例を示す。
2. 論文担当委員および査読者の選定・依頼
2.1 論文担当委員の選定
論文委員長または副委員長は、速やかに論文委員の中から論文担当委員(いわゆるメタレビューアー)を選出する。論文担当委員の選出においては、著者によってカバーシート上で指定された論文分野を参考にすることが望ましい。論文委員長または副委員長から
論文担当委員への依頼メールの文面例を示す。
2.2 査読者の選定
指名された論文担当委員は、速やかに査読者を選定し、内諾を得る。査読者数は、原著論文フルペーパーでは2名、ショートペーパーおよび解説論文では1名とする。原則として論文担当委員自身は査読を担当しないが、どうしてもやむを得ない場合に限り、原著論文フルペーパーの
2名の査読者のうちの1名を兼任することを許す。
2.3 査読者への依頼
論文担当委員は選定した査読者から内諾を得た後、電子メールにて査読者に査読を依頼する。 査読者への依頼メールの文面例を示す。 論文担当委員は依頼メールの送信にあたり、以下の項目を確認する必要がある。また査読者は依頼メールの受信にあたり、以下の項目に不適切な点があれば論文担当委員に指摘することが望ましい。
なお、論文委員会は必要に応じて査読依頼を取り下げることができるものとする。
3.2 査読結果案の審議
続いて論文担当委員は、査読者による査読フォームの内容を総括して、査読結果案をまとめる。 査読結果案の文面例を示す。
なお、上記のいずれかにも該当しない論文については、論文担当委員は論文委員会メイリングリストへの報告を省略して、論文委員長および副委員長(paper at
art-science.org)に査読結果案を報告できるものとする。
4. 査読結果の告知
論文委員会の審議を終了したら、論文委員長または副委員長は、著者に査読結果を送付する。このとき論文委員長または副委員長は、著者への告知を査読者にも転送するものとする。
このとき、著者および査読者への査読内容の告知のために、
査読結果に関わらず論文委員長または副委員長は、著者への査読結果告知の電子メールに、以下を添付するものとする。
以下、各査読結果に対する著者への告知内容について列挙する。
a. 「採録」の場合
著者への「採録」告知メールの文面例を示す。 b. 「条件付採録」の場合
著者への「条件付採録」告知メールの文面例を示す。 c. 「不採録」の場合
著者への「不採録」告知メールの文面例を示す。
5. 「条件付採録」再投稿論文の受付
5.1 論文受付番号の発行
著者からの論文を受け付けると、論文委員長または副委員長はその内容を確認の上、内容に問題がなければ論文に受付番号を発行する。論文の受付番号は以下のルールに基づいて決定する。
「条件付採録」再投稿論文の受付番号は、原則として、初回投稿時の番号のVを1から2に替えるだけである。なお再投稿論文の受付が、初回投稿論文受信の翌年になったとしても、
YYの部分は初回投稿時の番号のままとする。
5.2 論文受付番号の著者への告知
続いて論文委員長または副委員長は、受付番号を著者に告知する。 告知メールの文面例を示す。
6. 「条件付採録」再投稿論文査読の依頼
論文委員長または副委員長は、前回投稿時と同じ論文担当委員に論文担当を依頼する。 論文担当委員への依頼メールの文面例を示す。
論文担当委員は原則として前回投稿時と同じ査読者に、電子メールにて査読者に査読を依頼する。
このとき原則として、初回査読で「条件付採録」「不採録」のいずれかの評価を出した査読者にのみ依頼するものとし、初回査読で「採録」と評価した査読者への依頼は不要とする。
査読者への依頼メールの文面例を示す。
7. 「条件付採録」再投稿論文の査読結果の決定
7.1 査読フォームの収集
論文担当委員は各論文の査読期限を監視し、査読期限までに査読者から査読フォームを収集できていることを確認する。査読期限を過ぎても査読フォームが返送されていない場合には、論文委員は査読者に対して査読返送を催促する。
なお、論文委員会は必要に応じて査読依頼を取り下げることができるものとする。
7.2 査読結果案の審議
続いて論文担当委員は、査読者による査読フォームの内容を総括して、査読結果案をまとめる。 査読結果案の文面例を示す。
なお、上記のいずれかにも該当しない論文については、論文担当委員は論文委員会メイリングリストへの報告を省略して、論文委員長および副委員長(paper at
art-science.org)に査読結果案を報告できるものとする。
8. 「条件付採録」再投稿論文の査読結果の告知
論文委員会の審議を終了したら、論文委員長または副委員長は著者に査読結果を送付する。このとき論文委員長または副委員長は、著者への告知を査読者にも転送するものとする。
このとき、著者および査読者への査読内容の告知のために、
査読結果に関わらず論文委員長または副委員長は、著者への査読結果告知の電子メールに、以下を添付するものとする。
以下、各査読結果に対する著者への告知内容について列挙する。
a. 「採録」の場合
著者への「採録」告知メールの文面例を示す。 b. 「不採録」の場合
著者への「不採録」告知メールの文面例を示す。
9. 論文の新規性に関する審議
論文担当委員および査読者は、投稿論文の新規性に関して審議を要すると判断した際に、これを論文委員会に報告することが望ましい。論文委員会は必要に応じて、投稿論文と内容的に関連する論文等の有無、および他学会への投稿状況、などについて審議するものとする。詳細は
投稿論文執筆要領 の9章を参照のこと。
査読基準に関する FAQ
Q1.
A1.
Q2.
A2.
Q3.
A3.
Q4. A4.
Q5. A5.
なお、投稿論文執筆要領も論文誌創刊時から更新されているため、現在の投稿論文執筆要領にしたがっていない部分を含む論文が過去に掲載されていることもありますが、ご了承ください。
Q6. A6.
Q7. A7.
Q8. A8.
最終更新日 2006/3/23
YY
初回投稿論文の受信年の西暦の下2桁。
X
著者によって指定された分野。
A ... 芸術系分野
B ... 科学系分野
C ... 融合分野
nnn
同一年投稿、同一分野、の論文の中での通し番号。 001番からカウントする。
V
バージョン。
1 ... 初回投稿
2 ... 「条件付採録」論文の再投稿
同時に論文委員長または副委員長は、論文本体のPDFファイルをftpでサーバーに置く。
※この文面例は、あらかじめ内諾を得た査読者に対する発送を前提とした文面である、という点に注意すること。
また査読者への依頼メールには、以下のファイルを添付するものとする。
論文担当委員は依頼メールの送信にあたり、査読フォーム中の以下の項目を確認する必要がある。また査読者は依頼メールの受信にあたり、査読フォーム中の以下の項目に不適切な点があれば論文担当委員に指摘することが望ましい。
査読結果案の目安は以下の通りである。あくまでも目安であり、特別な場合には論文担当委員の判断を優先する。
原著論文フルペーパー
2人の査読者が同じ判定結果を出していれば、原則としてその判定結果を査読結果とする。それ以外の場合には、論文担当委員の判断を優先する。
解説論文またはショートペーパー
査読者は1人なので、原則として査読者の判定結果を査読結果とする。何らかの事情がある場合には、論文担当委員の判断を優先する。
続いて論文担当委員は、以下のいずれかに該当する論文について、論文委員会メイリングリスト(review2006
at
art-science.org)にて査読結果の審議を行う。審議期間は原則として1週間とするが、例外的な時期(年末年始をはさむ場合)や事情がある場合には、論文担当委員の判断で審議期間を決めることができる。
審議の結果がまとまったら、論文担当委員は論文委員長および副委員長(paper at art-science.org)に、査読結果を報告する。
論文委員長または副委員長は告知メールの送信にあたり、以下の項目を確認する必要がある。
論文委員長または副委員長は告知メールの送信にあたり、以下の項目を確認する必要がある。
条件付論文の扱いは、項目5〜8を参照。
論文委員長または副委員長は告知メールの送信にあたり、以下の項目を確認する必要がある。
同時に論文委員長または副委員長は、論文本体のPDFファイルをftpでサーバーに置く。
論文担当委員は依頼メールの送信にあたり、以下の項目を確認する必要がある。また査読者は依頼メールの受信にあたり、以下の項目に不適切な点があれば論文担当委員に指摘することが望ましい。
また査読者への依頼メールには、以下のファイルを添付するものとする。
論文担当委員は依頼メールの送信にあたり、査読フォーム中の以下の項目を確認する必要がある。また査読者は依頼メールの受信にあたり、査読フォーム中の以下の項目に不適切な点があれば論文担当委員に指摘することが望ましい。
なお「条件付採録」再提出論文に対する査読結果は、「採録」「不採録」のいずれかであるものとする。
査読結果案の目安を以下にまとめる。あくまでも目安であり、特別な場合には論文担当委員の判断を優先する。
原著論文フルペーパー
2人の査読者が同じ判定結果を出していれば、原則としてその判定結果を査読結果とする。それ以外の場合には、論文担当委員の判断を優先する。なお、初回投稿論文の時点で「採録」と判定している査読者がいる場合は、その採録判定を今回の判定に継承する。
解説論文またはショートペーパー
査読者は1人なので、原則として査読者の判定結果を査読結果とする。何らかの事情がある場合には、論文担当委員の判断を優先する。
続いて論文担当委員は、以下のいずれかに該当する論文について、論文委員会メイリングリスト(review2006
at
art-science.org)にて査読結果の審議を行う。審議期間は原則として1週間とするが、例外的な時期(年末年始をはさむ場合)や事情がある場合には、論文担当委員の判断で審議期間を決めることができる。
審議の結果がまとまったら、論文担当委員は論文委員長および副委員長(paper at art-science.org)に、査読結果を報告する。
論文委員長または副委員長は告知メールの送信にあたり、以下の項目を確認する必要がある。
論文委員長または副委員長は告知メールの送信にあたり、以下の項目を確認する必要がある。
著者自身による研究会口頭講演と内容が同等である論文が投稿された場合、その採録基準はどのように考えればいいですか?
国際会議・大会・研究会等の予稿集、特許公開広報、これらに類する冊子、に掲載されたものと同一内容の原著論文であっても、論文誌の採録条件を満たす内容であれば、採録と判定してよいと考えてください。
逆に、査読つき国際会議・大会・研究会に採録・表彰された論文であっても、本論文誌ではその採録実績・表彰は考慮せずに、「本論文誌の採録条件」をもって査読を行ってください。
なお、以下の点にご注意をお願いします。
主観評価を含む研究成果の査読基準は、どのように考えればよいですか?
例えばインタラクティブアート、コンテンツ生成、システム開発事例、などの論文において、主観評価を含む研究成果については、以下のいずれかの実績が論文に明記してある場合に、それを加点法で採点し、十分な実績が認められれば積極的に採録する方向で査読するのが望ましいと考えます。
なお、これらの量的な採録最低条件については、個々の論文内容に大きく依存するので、一律に定められないと考えます。
ショートペーパーの査読基準は、フルペーパーとはどのように異なると考えてよいですか?
ショートペーパーは最新の研究を簡明に記することで、速報としての価値をもつ論文を掲載することを目的とします。そのため査読者には、査読の過程に以下の点を考慮することが期待されます。
なお論文委員会では、ショートペーパーについては査読期間の短縮化に努めることで、速報としての価値を維持するように努めます。
解説論文の査読基準は、どのように考えてよいですか?
解説論文には新規性を有する必要はありませんが、代わりに以下の条件を有するものとします。
投稿論文執筆要領
にしたがっていない部分が論文中に見つかりました。どうするべきですか?
査読者には、投稿論文執筆要領にしたがっていない部分を積極的に「採録のための必須条件」または「論文をよくするためのコメント」に記載することが期待されます。前例として、以下のような事例が多く見られます。
目安として、若干個のミスが見つかった場合には「論文をよくするためのコメント」として記載していただき、論文全体にわたって同様な事例が見られる場合には「採録のための必須条件」として記載していただければ幸いです。
査読フォームは論文担当委員によって編集されますか?
査読フォームに記述された文面は、著者に渡されない部分(査読者名、論文委員会への連絡事項など)を除いて、そのまま著者に渡されます。
異議申し立てはどのように処理されますか?
異議申し立てが著者から申請されると、論文委員会は査読者に異議申し立ての内容を伝達し、その申し立てについて意見を求めます。続いて論文委員会は査読者の意見を参考にして、異議申し立てに対する結論を出し、著者に通達します。
異議申し立てに対する結論は、原則として以下の通りです。
なお異議申し立ての内容に特別な事情を含む場合には、その結論は上記の限りでない場合があります。
招待論文の資格は何ですか?
招待論文は2005年に新設された制度で、以下の条件を満たす論文が掲載されます。
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